- キーワード選定の考え方・コツ
- キーワード関連のツール活用方法
- 効果的なキーワード選定の実践方法
こんにちは、「学びが人生を豊かにする」をテーマに本日は「キーワード選定のコツ」について学んでいきましょう。
自分のブログを魅力的なコンテンツに作りあげたいけれども、どのようにキーワードを選べばいいのか悩んだことはありませんか?
キーワード選定は、ブログの成否を左右する重要なステップです。
正しくキーワード選定ができていないと、価値のあるコンテンツを作ることができなかったり、読者の関心を的確に集められない可能性があります。
また、SEOの観点でもデメリットが多くあります。
この記事では、キーワード選定について初心者向けに基本的な知識や考え方とともに、ツールなどを活用して具体的にどのように選定すればよいのかお伝えします。
- これからキーワード選定について学びたいブログ初心者
- キーワード選定のためのツールに何があるのか知りたい人
キーワード選定のコツをしっかりと身に着け、ブログの魅力を最大限に引き出す方法を探っていきましょう。
キーワードはブログ成功のカギを握る
【1-1. キーワード選定の重要性】
キーワード選定とは、特定のテーマやコンテンツに関連する、効果的な検索キーワードを選ぶことを指します。
そしてキーワード選定は成功するブログを構築する上で欠かせない重要な要素です。
適切なキーワードを選ぶことにより、読者の関心を引きつけ、SEO効果などを高めるために不可欠だと言われています。
では、そもそもキーワード選定の目的は具体的にどのようなものなのでしょうか?
キーワード選定の目的を挙げると以下のようなものがあります。
- SEO効果
- コンテンツのテーマ明確化(記事の一貫性)
- 独自性による競争力向上
キーワードには単一キーワード、複合キーワード、メインキーワードなど複数の種類があります。
本記事では「キーワード」という単語を使用する際には、それらの意味を全てあるいは一部含みます。
種類 | 意味 |
---|---|
単一キーワード | 1単語のキーワード 「ダイエット」など |
複合キーワード | 複数後からなるキーワード 「ダイエット 食事」など |
メインキーワード | テーマとなるキーワード 単一、複合の両方あり |
サブ(関連)キーワード | テーマを絞るキーワード 例えば「ダイエット」がメインの場合「食事」が相当 |
SEO効果
キーワード選定の主な目的の一つとして、SEO効果があります。
皆さんは検索エンジンで情報を検索する際に、通常キーワードとなる単語やフレーズを使用しますよね。
つまり、ブログと読者を関係づける役割を持つのがキーワードなのです。
適切なキーワードを選ぶことで、特定の興味やニーズを持つ人々の検索意図とブログが提供する内容が合致するようになります。
検索エンジンは検索意図に対して関係性の高い記事を検索結果の上位に表示させるので、SEO効果を得られるというわけです。
ターゲットとなる読者が自身のブログにアクセスしやすくなることで、読者数やフォロワーの増加につながるといえるでしょう。
SEOの基礎知識は下記の記事も合わせて読んでみてください。
コンテンツテーマの明確化
二つ目の目的はコンテンツのテーマ明確化です。
言い換えるとキーワードを決めることで、記事の内容に一貫性を持たせコンテンツの内容や特徴を的確に表現することです。
例えば料理ブログで「簡単レシピ」「ヘルシー食材」などのキーワードを選ぶことを考えます。
キーワードを設定したことで、ただ考えているレシピを書くのではなく、簡単さや健康志向をテーマとしたレシピを書くことになります。
テーマが明確なことで記事の内容に一貫性を持たせ、より特定の読者にとって興味を引く内容になると言えるでしょう。
読者にとって価値のあるコンテンツであるためには記事の一貫性は重要な要素ですよね。
独自性による競争力向上
最後に、自身のブログを独自性により競争力向上させるというのも目的の一つです。
キーワードはブログ記事の内容を表現するものですが、他のブログと同じキーワードや表現を使用すると、内容に独自性や新規性が不足してしまうことがあります。
独自のキーワードを選ぶことにより自身のブログが他と差別化され、独自の特徴や専門性をアピールでき、読者に価値提供ができます。
【1-2. キーワード選定の考え方】
ブログにおけるキーワード選定の重要性について説明しましたが、どのように実現したらよいのか、考え方について解説したいと思います。
キーワード選定における基本的な考え方は
- 書きたいことからキーワードの方向性を決める(シーズ志向)
- 読者の悩み事からキーワードを抽出する(ニーズ志向)
- 関連性などの定量データからキーワードを選定する(市場性)
となります。
自身のブログの目的やテーマと読者のニーズの両方からキーワードを抽出していき、市場性や競争力などの要素を踏まえながら、適切なキーワードを選ぶことが大切です。
これはマーケティング戦略における3C分析と同じフレームワークになります。
つまり3CであるはCustomer(市場・顧客)、Competitor(競合)、Company(自社)の3つの視点からキーワードを選定しましょうという話です。
3C分析とは
3C分析は、マーケティング戦略の策定やビジネスプランの立案に利用されるフレームワークです。この分析手法は、企業が自身の競争環境を評価し、自社の強みや弱点、機会や脅威を明確にするのに役立ちます。
3Cは次の要素を指します:
- 顧客(Customers)
企業がターゲットとする顧客層や市場セグメントを分析します。顧客のニーズや要求、購買パターン、行動などを理解することで、商品やサービスの提供方法を最適化することができます。 - 競合他社(Competitors)
企業の競合他社や競合状況を分析します。競合他社の強みや弱点、市場シェア、製品やサービスの差別化要素などを把握することで、競争力を向上させる戦略を立案することができます。 - 企業自身(Company)
この要素では、自社のリソース、能力、戦略を分析します。企業の内部状況、製品やサービスの特徴、ブランドイメージ、組織文化、財務状況などを評価し、自社の強みや弱点を把握します。
3C分析は、これらの要素を総合的に評価することで、企業の戦略立案やマーケティング施策の方向性を決定するための情報を提供します。また、外部環境の変化や市場トレンドの把握にも役立つツールです。
ニーズ志向
ニーズ志向とはビジネスやマーケティングのコンセプトであり、消費者のニーズ(需要)を中心に据えて製品やサービスを提供する戦略。
顧客のニーズや要望を理解し、それに基づいて製品やサービスを開発・提供することが重要視される。
※本ブログでは読者視点でのアプローチのことを指す
シーズ志向
シーズ志向とは起業家やイノベーターが新たなアイデアやテクノロジーに注力し、それを事業化するための取り組み。
そこから転じて生産者視点で商品やサービスを開発することの意味で使われる場合もある。
※本ブログではブログ運営者視点でのアプローチを指す
シーズ志向でキーワードの方向性を決める
キーワード選定における出発点は何を書きたいのか(何を読者に提供したいのか)ということです。
これはブログの目的やコンセプトなどにも密接に関わってきます。
例えば雑記ブログなどでは、自分の書きたい内容(記事ネタ)をベースに記事のテーマやキーワードを考えることになるかと思います。
一方でアフィリエイトブログなどでは、売りたい商品をベースにテーマやキーワードを考えます。
いずれにしても、最初のキーワードは読者に提供したい内容をベースにキーワードを抽出してください。
この段階ではキーワードの方向性を明確にすることが目的であるため、あまり言葉の良し悪しは決める必要はありません。
何を書きたいのか、何を読者に提供したいのかを考え仮のキーワードを設定してください。
また、ブログは単一の記事で完成するものではなく、ブログ全体としてコンテンツを作りこむことが大切です。
そのため、メインとなるキーワードについては、サイト設計などブログに書く記事を洗い出すタイミングで抽出する方が好ましいです。
ブログ記事の洗い出しについては下記もご参考ください。
ニーズ志向でキーワードを抽出する
キーワードの方向性が決まったら、次にニーズ志向でキーワードを抽出していきます。
ターゲットとなる読者の悩みやニーズを考慮せずに、シーズ志向のみでキーワードを決めてしまうと、自己満足の記事となってしまうので注意してください。
ユーザのニーズはどのような言葉で検索されているのかによって推測することができます。
特にユーザーは検索をする際には複合キーワードで検索することが多く、関連キーワードを調査することが大事です。
関連キーワードはツールを活用して調査が可能なので、どのようなキーワードが検索で使用されているのか把握し、抽出するようにしてください。
また関連キーワードの分析は競合分析にも役立ちます。
競合がどのようなキーワードをターゲットにしているのかを関連キーワードから分析するようにしてください。
そうすることで自身のブログの差別化や競争力を高めることに繋がるでしょう。
市場性を考慮したキーワード選定
ニーズ志向とシーズ志向の両面からキーワードを抽出できたら、最後は市場性を考慮して最終的なキーワードを選定しましょう。
関連キーワードを調査することである程度市場ニーズをとらえることが出来ていますが、各キーワードの市場性(市場規模など)は様々です。
キーワード選定における市場性とは、例えば検索ボリュームや検索ヒット件数のことで、こちらもツールなどを活用して調査ができます。
選ぶキーワードにより、ニーズの高さや競合の多さなどは異なってくるため、ブログの目的や戦略に合わせて適切な市場性のキーワードを選んでください。
検索数
- 検索ボリューム:
キーワードが(通常)月に平均何回検索されたかの回数
検索数が多い場合、ニーズが高いことを示す - 検索ヒット件数:
キーワードで検索して何件の記事がヒットしたか
ヒット件数が多い場合、競合が多いことを示す
検索ボリュームの目安と特徴
種類 | 検索ボリューム目安 | 特徴 |
---|---|---|
スモールワード | 1000未満 | ○競合が少ない(上位表示しやすい) ○検索意図が明確になりやすい ×ニーズが少ない(PV数は見込めない) |
ミドルワード | 1000から5000 | スモールとビッグの中間 |
ビッグワード | 5000以上 | ○ニーズが高い(上位表示できればPV大幅増) ×検索意図が明確でない ×競合が多い(上位表示が困難) |
特にブログを初めて間もない場合、ビッグワードで上位表示させるのは困難です。
検索ボリュームが大きいキーワードほど、単一の記事ではなくブログ全体として権威性や信頼性などドメインパワーが必要になってきます。
ただし、ビッグワードのキーワードを使用するなという意味ではありません。
ブログ全体としてのコンテンツ力のため、必要に応じてビッグワードのキーワードで記事を書いた方が良いです。
キーワード関連ツールの活用
ニーズ調査や市場調査のためのツールは有料や無料含めて様々なものがあります。
キーワード選定関連の主なツールは以下の通りです。
サイト名 | 関連語 | 検索ボリューム | 備考 |
---|---|---|---|
Googleキーワードプランナー | ○ | ○ | 要登録(決済情報入力あり) 本来はリスティング広告者向けの機能 |
ラッコキーワード | ○ | 有料 | 無料機能はアカウントなしで利用可能 |
Keyword Tool | ○ | 有料 | 無料機能はアカウントなしで利用可能 |
Ubersuggest | ○ | ○ | 無料機能はアカウントなしで回数制限利用可能 chromeに拡張機能あり |
Keywordmap | 有料 | 有料 | 無料トライアルあり SEOコンテンツマーケ用ツール |
ruri-co | ○ | ○ | 登録なしで利用可能 |
aramakijake | ○ | ○ | 登録なしで利用可能 |
Transcope | 有料 | 有料 | 無料トライアルあり AIを活用した高度なSEOツール |
無料で使用できるキーワード選定ツールもありますが、基本的には機能制限であったり回数制限などがあります。
一方で有料のツールはキーワード選定以外にもSEOやライティングを支援する様々な機能が付属していることが多いです。
また、近年ではChatGPTなどに代表される生成AIを活用したツールも台頭してきています。
キーワードツールとしてだけでなく、SEOに強い文章を生成するライティングとしての機能などブログ運営を強くサポートしてくれる製品なもリリースされてきています。
これらツールの利用については、ブログの目的などにもよりますが初心者向けとしてはいきなり有料のツールに手を出すよりも、まずは無料のツールを使うのが良いかと思います。
無料のツールを使いながら各種スキルアップをし、より成果を出すために検討してみてください。
キーワードツールについては、以下の詳細な解説記事があるのでご参考に。
次に、実際にいくつかのツールでどのように関連語や検索ボリュームを調査できるのか、見ていきたいと思います。
【2-1. 関連キーワードの調査】
関連キーワードの調査方法としてラッコキーワードを使用した例を紹介します。
ラッコキーワードは関連語の検索であれば、無料かつアカウント登録なしで利用できるため、お手軽に利用出来ておススメです。
例えば検索ワードとして「SEO」を例としたいと思います。
まずはラッコキーワードにアクセスします。
関連語に入力ボックスに「SEO」と入力し、検索してみましょう。
「SEO」に関する関連キーワード一覧が取得できました。
サジェストや「SEO」と一緒に検索されるキーワードが合計959件取得できたのが分かります。
今回「SEO」という単語は非常に語数の少ない単語のため、明らかに関係ない単語なども含まれますが、網羅的に関連語が取得できたと言えるでしょう。
これらの単語がユーザーのニーズを把握するのに非常に役立ちます。
しかし、関連語の一覧だけでは市場性まではわかりません。
そのため、これら関連語の一覧をCSVとしてダウンロードし、検索ボリュームの調査もしてください。
CSVのダウンロードは検索結果画面右上の「CSVダウンロード」から可能です。
ラッコキーワードでは検索ボリュームの調査も可能ですが有料機能のため、必要に応じて課金するか別の無料のツールの利用を検討しましょう。
【2-2. 検索ボリュームの調査】
次に検索ボリュームの調査方法についてGoogleキーワードプランナーを使用した例を紹介します。
GoogleキーワードプランナーはGoogleのリスティング広告のために提供しているサービスで、その中の機能の一部として検索ボリュームなどが調査可能です。
そのためまずは、Google広告に広告出稿のためのアカウント登録をしてください。
実際に広告を出稿しなくても、機能制限はありますが検索ボリュームの調査は可能です。
(ここではGoogleキーワードプランナーへの登録方法などは割愛します。)
アカウント登録できたら、キーワードプランナーのツール画面にアクセスしてください。
「検索のボリュームと予測のデータを確認する」から検索ボリュームの調査が可能です。
ちなみにキーワードプランナーでも「新しいキーワードを見つける」から関連語の検索は可能なのでラッコキーワードの代わりにこちらも是非使ってみてください。
検索ボリューム調査のキーワード入力画面では2種類の入力方法があります。
一つは入力フィールドにキーワードを直接入れる方法です。
単語数が少ない場合や、任意のキーワードを調査したい場合にはこちらを使用してください。
二つ目はキーワードの一覧が記述されたCSVファイルをアップロードする方法です。
先ほどラッコキーワードのサイトで、CSVファイルをダウンロードしたように、ツール同士を連携させる場合にはこちらの方法がおススメです。
それではCSVファイルをアップロードし、「開始する」をクリックしてください。
このようにアップロードしたキーワードに対する月間平均検索ボリュームを取得することが出来ます。
これにより関連キーワードをどのくらいユーザーが検索しているのかがわかり、記事の市場性を分析することができます。
ただし広告を出稿していない場合、「1万~10万」や「1000~1万」というように幅までしかわかりません。
大まかな分析はこれでも可能ですが、詳細な値が必要な場合には少額でもリスティング広告を出すか、他の検索ボリューム取得ツールを検討しましょう。
例えば、aramakijakeでは1件づつにはなりますが詳細な数値が分かったりします。
【2-3. AIツールの活用】
最後にAIを活用したキーワード選定について「Transcope」を使用した例を紹介します。
TranscopeはSEOに強い文章を生成するAIライティングツールで、競合分析などに基づき最適なキーワードやコンテンツ提案してくれます。
例えばキーワードツールに関する記事を書きたい場合、「SEO キーワード ツール」などが記事の主要なキーワードになるでしょう。
このキーワードをTranscoepで分析して市場性などを調査しキーワード選定が可能です。
まずは、Transcopeのサービス画面にログインしてください。
Transcopeは有償向けのSEOツールですが、トライアルとしてFree版も提供されているので、お試しとしてはこちらで大丈夫です。
ログインしたら下記画面のように「ドキュメント>AIにおまかせする>新規作成する」を選択してください。
この「ドキュメント」機能では、ブログに書きたいと思っているキーワードを競合や検索ボリュームなどの観点で分析をしてくれます。
先ほどのキーワードを下記画像のように「上位表示させたい検索キーワード」に入力し「分析を開始する」ボタンをクリックします。
しばらく待つとTranscopeがキーワードを分析し、キーワードに関する分析結果として「オススメ」、「利用ワード」などが表示されます。
下記画像はオススメタブの結果ですが、AI(ChatGPT)と連携することで上位表示させたい検索キーワードのオススメタイトルを提案してくれています。
さらには、見出しなどについてもオススメ情報が提供され、自信のコンテンツ生成のために便利に活用することが可能です。
オススメ以外として、下記は「利用ワード」タブと「流入ワード」タブの分析結果例です。
上位サイトで使用されているキーワードを知ることができ、月間検索数や競合性などキーワードの市場性を簡単に把握することが可能です。
続いて下記は、「見出し」タブと「質問」タブの結果例です。
上位サイトの記事見出しや構成、検索でよく質問される内容なども参照することが出来るようになっています。
これらの機能を活用して自分が書きたい記事のキーワードの市場性や最適キーワードを選定できるようになっています。
またTranscopeの最大の特量はAI(ChatGPT)を活用したSEOツールであるという点です。
そのため、キーワードツールとしてだけでなく、分析したキーワードからライティングまでサポートしてくれます。
つまり、先ほどの結果で記事のタイトルや見出しの提案がありましたが、それらからSEOに強い文章をChatGPTと連携して生成してくれます。
これらの機能を活用することでブログ管理者はキーワード選定からライティング、さらには検索順位のチェックなどオールインワンでブログ運営を便利にすることが可能です。
今回紹介している機能はあくまで製品のごく一部のため、是非無料登録してみて実際に使い勝手など試してみてください。
キーワード選定実践
最後に各種ツールを活用した一連のキーワード選定について実践例を紹介したいと思います。
せっかくなので、本記事のキーワード選定を例にしたいと思います。
【3-1. 本記事を例にしたキーワード選定実践】
STEP1. キーワードの方向性を決める
まずは、シーズ志向の考え方からキーワードの方向性を決めます。
本記事で書きたい内容の中心となるテーマはまずは「キーワード選定」になります。
ブログを書くにあたって、記事の出発点となるテーマやキーワードをどのように決めるのかというのは、非常に重要なポイントなのでこの「キーワード選定」というテーマを選びました。
次に「キーワード選定」に対してもう少し書きたい内容を明確化していきたいと思います。
ざっくりとですが、マインドマップで整理してみましょう。
次に関連語の調査です。
STEP2. 関連語を調査する
関連語をラッコキーワードで調査してみましょう。
ラッコキーワードにアクセスし「キーワード選定」と入力、関連語を取得します。
このままでは扱いにくいので、CSVダウンロードしてください。
ダウンロードしたファイルを使用して市場性調査に移っても良いですが、一度どんな単語があったのかチェックしておきます。
ユーザー行動を想像しながら単語を確認すると、先ほどマインドマップに整理した内容以外に、例えば「無料でキーワード選定したい」、「競合調査をしたい」などが見えてきます。
記事にしたいテーマに合致していれば、これらのキーワードも候補としてもよいかと思いますが、今回は対象外としました。
最後に市場性の確認を行います。
STEP3. 市場性の確認
先ほどのCSVファイルをGoogleキーワードプランナーを使用して検索ボリュームを確認していきたいと思います。
まずはGoogleキーワードプランナーにアクセスし「検索のボリュームと予測のデータを確認する」から検索ページに行きます。
CSVファイルをアップロードしますが、このままだとフォーマットエラーが発生するため、一部CSVファイルの内容をキーワードプランナーのフォーマットに修正してください。
修正点は以下の通りです。
- 不要なカラムの削除
1列目~3列目は「No,階層,単語数」となっており不要な列のため削除してください。
(エクセルなどを使用すると簡単に列を削除できます。) - ヘッダ行の修正
ヘッダが「キーワード」となっているので、これを「Keyword」に修正してください。
修正ができたらCSVファイルをアップロードしてください。
正しくデータを送信出来たら画面下部に結果が出力されます。
結果としてはメインキーワードの「キーワード選定」だけで検索ボリュームが100~1000となっており、いわゆるスモールワードであることが分かります。
また、同じ検索ボリューム帯の単語も「やりかた ツール コツ 初心者 ブログ SEO」となっているので、検索意図もある程度明確です。
STEP4. キーワードを最終選定する
STEP3までの結果でユーザのニーズと市場規模がある程度把握できました。
ユーザーのニーズを言葉にすると以下のようになるかと思います。
- ブログ初心者だが、キーワード選定のやり方やコツを知りたい
- キーワード選定のツールを知りたい、ツールの使い方を知りたい
- キーワード選定てSEOを実施したい
これらのニーズと市場性からキーワード選定をしていきます。
今回の例では「キーワード選定」というワードだけでスモールワードになっていました。
また関連語のニーズがどれも大きな違いがありません。
そのためメインキーワードは「キーワード選定」とすればよいでしょう。
仮に1単語だけだとビッグワードになるようでしたら、関連語を加えて複合キーワードをメインキーワードとし、記事のテーマを絞るなど検討してみてください。
従ってこの場合「キーワード選定」をメインキーワードとし、コツやツール、SEOなどの話に言及しながら記事を書いていけばよいです。
よりニッチで専門的な内容にしたければ、「無料ツールの使い方徹底解説」みたいな記事も面白いかもしれません。
また、今回競合調査方法にはあまり触れていませんが、選定したキーワードで記事を書く際に競合記事がどれくらいいるかはチェックするようにしてください。
検索ボリュームが少ないのに、大手サイトが競合として上位を占めている場合、アクセスを集めるのはかなり困難です。
競合がいるから書くべきではないという話ではなので、ブログの目的に合わせて優先順位など決めると良いでしょう。
まとめ
キーワード選定について基本となる考え方や具体的な調査方法について解説しました。
ブログを運営するうえでどのようなキーワードを選ぶかは、ブログや各記事の方向性を決める非常に重要な工程であり、ここを失敗すると思うように集客などできません。
マーケティングの観点やSEOの観点からも非常に大切なポイントなので、是非しっかりとマスターしてより良いブログ運営を目指していきましょう。
ブログをまだ始めていない場合は、是非下記の記事を参考にブログ開設に挑戦してみてください。